ローンの実態

クレジットカードや銀行のカードで、お金を借りる「キャッシング」と「カードロー ン」。どちらも、カードを使うんでしょ?どう違うの?利息や手数料は?返済方法は?という、素朴な疑問にお答えします。

その1 「キャッシング」と「カードローン」の違い

■「キャッシング

・お金をATMやCDから、引き出すこと。
・カードを使って、翌月一括払いで返済するお金の借り方。

キャッシングというと、お金を引き出す行為の事を言ったり、翌月一括払いの返済方法をさしたりします。
会社によっても、「キャッシング」の言葉の意味がが違うので「キャッシング」で、リボ払いが出来たりします。

■「カードローン」

 ・カードを使って、お金をATMやCDから(又は、直接窓口で)お金を借りること。
・返済は、多くの場合一括払いではなく、分割払い(リボルビング払い)。


その2 カードの種類

無担保、無保証でお金を借りるカードは、大きく分けて3種類です。

銀行のローンカード 

銀行のカードというと、自分の口座からお金をおろすキャッシュカードが思い浮かびます。キャッシュカードは、自分の定期預金を担保にその9割までお 金を借りることは出来ますが、それ以上は借りられません。それ以上のお金を、車を買う、家を建てる等の特別な目的以外で借りる時は、カードローンの申込を します。

■クレジットカード

いつもショッピングで利用しているクレジットカードでも、お金を借りることが出来ます。毎月送られて来るカード利用明細に、「キャッシング限度額」 と、「カードローン限度額」が書かれています。同じカード会社のカードを何枚も持っていても、限度額はその合計ではなく、一番高い金額が限度額となりま す。

■キャッシングカード、ローンカード

ショッピングには使えない、お金を借りるための専用カードです。クレジットカード会社、信販会社、消費者金融が発行しています。申込をして審査に通 れば、カードが手元に届く前でも自分の口座にお金を振り込んでもらうことも出来ます。

その3 返済方法と利息、手数料

■返済方法
<銀行のカードローン>
多くの場合、リボルビング払いです。一括払いや臨時返済も出来ます。

<クレジットカード>
キャッシング」は翌月一括払い、「カードローン」はリボルビング払いが多いです。
その他に、短期一括払いという1週間未満の融資もあります。DCカードのタイムリーサービスや、JCBカードの5DAYSキャッシングは5日後に、一括で 手数料と元金が口座から引き落とされます。
どの会社も、余裕があるときに、残高の一部や全額をATMやコンビニ等から臨時返済することが出来ます。

■金利、手数料
キャッシングもカードローンも、手数料として年8~29.2%の利息が残高に対してかかります。
・銀行のカードローンは、カードの発行に手数料(¥1050)がかかることもあります。

<金利>
・一般的に融資額が多く、借りる期間が長いほど金利(年利)は低くなります。(でも結果的に借りる期間が短いと、払う利息は安くなります)
例:JCBの場合。
*5DAYSキャッシング
(5営業日後、元利一括払い)・・・29.2%
キャッシング
(翌月、又は翌々月元利一括払い)・・・・・・27.8%
*カードローン
(リボルビング払い)・・・・・・・18%

・銀行、カード、信販会社、消費者金融を比べる。
*キャッシング
各社・・・・・・・・25.8%~29.2%
*カードローン
銀行・・・・・・・・8%~11.3%
カード、信販・・・・8.7%~25.8%
消費者金融・・・・・15.0%~29.2%


<選ぶポイント>

早く返せるなら・・・・短期一括払いのタイムリーサービス。金利は高くても、借りる期間が短いので安くなります。

キャッシングなら・・・クレジットカード会社も、消費者金融と同じくらい金利が高いので、自分の持っているカード会社に金利を確認しましょう。

長く借りるなら・・・・少しでも、金利が低いカードローンを探しましょう。銀行は、金利は低いのですが、所得証明等の書類を提出しなければならない こともあり、時間がかかってしまう場合もあります。

*金利、サービスその他は、ご利用前にご自身で確認ください。

ひと口に「返済方法」と 言っても、会社によって様々であることをご紹介しました。また、返済方法の名称も各社違うため今回は、更に詳しくみなさんの質問にお答えします。

1 そんなに違うの?

前回は、返済方法を中心に解説しましたが、他にも会社によって違うところがありますので見てみましょう。

■手数料
お金を借りるなら、少しでも安く借りたいもの。でも、手数料がかかる場合もあります。「そんなの要るの!」と言う人も多いのでは?印紙代等は、最初の返済 時に加算されています。
*印紙代
最初にお金を借りる時に、印紙代(¥200)が必要な会社もあります。(アイフルなど)

*振込手数料
お金を自分の口座に振り込んでもらう時。お金を銀行から、振込みで返す時、振込み手数料がお客様負担となる会社があります。(武富士など)

■支払日
カードのキャッシング等は、毎月○日と決まっていますが、消費者金融の場合いろいろなパターンがあります。
・その会社の指定した日
・その会社の指定した日の中から選ぶ
・自分で決める
・給料日の3日後
・35日サイクル(返済日の翌日から35日後=5週間後)

■返済期間
3~5年。回数は1~50回、55回、60回が、多い。

ティッシュの裏からの、情報だけでもこれだけの違いがあります。サービス、キャンペーン等を比べれば、まだまだ違いはでてきます。続いては、皆さん からの質問にお答えします。

2 Q&A
Q残高スライドって、よく分からない!
A残高で、返済額が決まること。
残高スライド払いには、大きく分けて2つのパターンがあります。

例1 <返済額が変わらない>
残高 50万円・・・毎月返済額 1万5千円
途中でお金を借りなければ、最後まで返済額は1万5千円です。(端数は最終回で調整)

例2 <残高が少なくなると返済額がかわる>(プロミスなど)
残高 50万円~40万1円・・・毎月返済額 1万5千円
40万円~30万1円・・・毎月返済額 1万2千円
30万円~20万1円・・・毎月返済額 1万円

5万円以下・・・・・・ 毎月返済額 2千円
クレジットカードや信販系でも、この返済方法はよくあります。

次に質問も多かった「元利定額払いと、元金定額払い」の違いについてです。

Q元利定額払いと、元金定額払いはどう違う?
A返済額に、利息が入っているか、いないか。
例1 <元利定額払い>
毎月の返済額の中に、利息も含まれます。
返済額が1万円なら、1万円の中に元金と残高に対する利息が含まれます。
元金+利息なので、元利払いと覚えると便利。

例2 <元金定額払い>
毎月の返済額と、残高に対する利息を払います。
返済額が1万円なら、1万円+利息を払います。

Qインターネットの方が早く借りられるの?
A支店が近くになければ、早く借りられることもあります。
最近はどこの会社もティッシュの裏に、支店の地図と、フリーダイヤル、ホームページのURLは3点セットで必ず載っています。支店に行けない人は、「20 万円まで」「勤め先に連絡が取れる事」等、いくつか条件がありますが、自分の銀行口座に振り込んでくれる会社もあります。その際、書類は後で送られてくる のか、書類を送り返してからお金を振り込んでもらえるのか、確認して下さい。

Q金利だけで、選ばないほうがいいの?
A他の情報もチェック!
一括返済や短い期間で、返せるなら低金利の方がいいです。しかし、長期の返済になりそうなら、使い勝手の良さ(返済しやすい)、返済方法を比べて決めたほ うが、結果的に支払い金額が安く済む事もあります。

「じゃあ、どこを比べればいいの?と言う方、次のチェックポイントへ!」

3 チェックポイント!

■返済しやすさ

*どこで返済できる?

・コンビニは使えるか?
どこのコンビニで返済出来るか、端数は返済できるかチェック!コンビニ返済用のカードが必要な会社もあるのでそれも、あわせてチェック!

・提携銀行はあるか?
提携銀行がある会社は、お金を借りているカードを使って銀行のATMで返済も出来、手数料もかからないので便利。

・銀行引き落としはできる?
クレジットカードのように、毎月決められた日に引き落としされれば、ついうっかりと言う人も便利。

*ATMは何時まで?

・お金を借りた会社のATMで、お金を返すのが一番簡単。でも、平日9時まで、11時まで、12時まで、と様々。土日は早く(夕方6時)終わってし まうところもあるのでチェック!

■返済方法
*定額リボ払い
毎回の返済金額は何によって決まるか。借入金額?契約額?
例 <借入金額に関係なく、契約額によって返済額は決まる場合(レイク)>
50万円で契約した場合、毎月の返済額は2万2千円。これは30万円借りても、20万円借りても変わりません。

*残高スライドリボ払い
残高が減ると、最低返済額も変わるか、そのままか?

いかがでしたか?あとは、インターネットの使い勝手の良さ、サービス、その会社の会員になる特典、等を検討されるとよいと思います。

最低でも、このチェックポイントは借りる前に理解して、フリーダイヤル等で聞いてみましょう。記事に書いた会社で融資を受ける場合も、必ずご自分で 確認をして下さい。

街角で配られている、消費者金融などのポケットティッシュ。実に87%の人がもらう そうです。(あなたの1票調べ)ティッシュ裏に書かれている、あの暗号のような文字は一体何?実は、あのスペースには重要な情報がぎっしり詰まっているの です。さあ、あなたも街でもらったティッシュの裏をよーく見てみましょう!

その1ここに注目! 借りる前に必ずチェック
その2ここに注意! 返済方法
その3さらに詳しく 某社の社員に聞いてみた

その1ここに注目! 借りる前に必ずチェック

ティッシュの裏の、お店の地図が書いてあるその下貸付条件、又は横です。小さな文字で、「キャッシングのご利用」「貸付条件」「キャッシング基準」 と書かれているところです。

■融資額
多くが1~50万円です。

■利息(実質年率)
*「実質年率」って何?
いわゆる、年利(一年にどれだけ利息がつくか)です。消費者金融などでは、借りた日数だけ利息がかかる日割計算なので、この「実質年率」から借りた日数 分の、利息を計算します。
*計算方法
借入残高×「実質年率」÷365×日数
*●●%~▲▲%
このように書かれているところは、初めて借りる時は最高年率になることが多く、利用回数が多くなると年率が低くなるケースが多いです。

■要審査
運転免許証か、健康保険証などが必要で、50万円を越えるとそのほかの書類が必要になります。店頭でも自動契約機でも、本人確認をして他社での借入状況 などを調べ、融資出来るか、いくらか決まります。

そして、次が一番難しいところです。


その2ここに注意! 返済方法

街角でもらったティッシュを調べたところ、ざっとこれだけの返済方法がありました。全部わかりますか?
1 一括返済
2 残高スライドリボルビング返済
3 借入残高スライドリボルビング返済
4 定額リボルビング返済
5 元利定額リボ払い
6 元金定額リボ払い
7 毎月一定元金とお利息のお支払い
8 残高スライド定額方式

さあ、大変。「リボ?」「スライド?」みんな同じだと思っていたら、大間違いです。借りる時に金利チェックする人は多いと思いますが、実はこの返済方法 で、結果的にたくさん利息を払うという事にもなります。

■リボルビング払いとは?
消費者金融の返済方法は、一括払い以外はこのリボルビング払いが主流です。事前にクレジットライン(与信限度枠)=「いくら貸すか」を決め、返済の最低 支払い義務額=「毎回最低いくら返すか」も決めます。借りているお金が、限度枠以内なら、自由に追加利用が出来るというものです。

ほとんど各社リボ払いなのに、それぞれ返済方法の微妙な違いや、その言い方の違いがあります。一度他社で借りた人が、違う店でお金を借りる時は要 チェックです。

☆前ページのたくさんある返済方法は、以下の用語の組合せだと思って下さい。

■定額リボ払い
ずばり、毎月決められたお金(最低返済額)を返済する事です。

<注意>
決められたお金 というのが、何を基準に決められるか、会社によって違います。
*契約額で決められる場合
例:50万円の融資限度額で契約した場合、それが毎月の返済額の基準になります。

*利用額で決められる場合
例:30万円借りた・・・毎月1万3千円。
1万円借りた・・・毎月1千円。

■残高スライドリボ払い
借入の残高によって、返済額が決められます。

<注意>
途中で新規の借入がなくても、借入残高が減ると返済額も自動的に減るパターンもあります。
例:50万円借りて、返済する場合(途中で新しい借入はしない)。
*A社:返済金額は変わらない
毎月、1万5千円を最後の返済まで払います。(端数は最後の返済で調整)

 *B社:返済金額が変わる
50万円~41万1円----1万5千円
40万円~30万1円----1万2千円
30万円~20万1円----1万円
このように、2千円刻みで減っていきます。

■元利○○払い
返済額の中に、利息も含まれます。

■元金○○払い
返済額とその利息を払います。

同じ返済方法でも、会社によって言い方が違う場合が多いので、必ず借りる前に詳しく聞いてみましょう。

さて、街でティッシュをもらって裏の地図を見れば、近くに支店や自動契約機があることが分かります。お金を借りる初心者の素朴な疑問に、消費者金融 の方に答えて頂きました。

その3さらに詳しく 某社の社員に聞いてみた!

■パート、アルバイトでも融資可能ってホント?(学生は?)
・弊社の場合、定期的に収入があれば可能です。
・もちろん学生の方でも定収入があれば可能になります。その他としてご主人に定収入があれば主婦の方も借り入れ可能になっております。

■初めての人は、いくら借りられるの?
・無担保の借入れでしたら最高50万円までとなっております。
・審査結果によってはこの金額が変わってくることもあります。

■「原則として、担保不要」ってことは、必要なときもあるの?
・原則無担保ですが、審査に落ちてしまった場合や、本人希望額に満たなかった場合に保証人付や、不動産担保ローンの商品に切り替えて再審査する場合があり ます。

この解答は、飽くまでもこの方がお勤めの消費者金融の物なので、借入されるお店で必ずご確認下さい。

素朴な疑問を解決 ブラッ クリストの謎を追え!

クレジットの支払いが遅れたり、お金が借りられなくて「ひょっとして自分はブラック リストに載ってるかも?」と、心配になったことはありませんか?何だか恐い響きの『ブラックリスト』の素朴な疑問について、お答えします。『個人信用情 報』を見に行こう!と合わせてご覧下さい。


1 ブラックリストは、どこにある?

■どういう物なの?
「ブラックリスト」とは、一般的に『要注意人物を書いたリスト』として認知されています。銀行や、ローン会社等がお金を貸す時に、個人信用情報機関でブ ラックリストをチェックする!そんなイメージがあるようです。ところが、ご存知の方も多いと思いますが、ブラックリストという、要注意人物を書いたリスト は、ありません。

■ブラックリストは、ないの?
個人信用情報機関では、データーベースの中に人物リストを作ってはいないので、ブラックリストは存在しません。通称で、返済に滞りの無い通常の情報をホ ワイト情報、返済が滞った事故情報をブラック情報と言うことから、ブラック情報が個人信用情報機関に登録されたことを、「ブラックリストに載った」という 言い方をされているようです。

ブラックリストはないけれど、事故情報は登録されます。