消費者金融の実態

キャッシングで失敗した人たちの現状

現在、日本にはキャッシングをしている人が約1200万人いると言われています。
単純計算で、約10人に1人はキャッシングをしているということになります。
以前にキャッシングをしたことがある人、まだローンが残っている人なども含めれば、おそらく日本のほとんどの人がキャッシングに関わっているでしょう。

キャッシングによるメリット・デメリットで も書いていますが、私はキャッシングは、上手に付き合えるならば利用した方が便利」だと思っています。
ただし、それに失敗すると厳しい現実が待ちうけています。

多重債務
キャッシングの失敗例として、典型的なのがこの多重債務状態。

多重債務とは、多くの借入先から借金を重ねて、返済が困難な状態のことをいいます。
無計画なキャッシングを繰り返した結果、自分の返済能力の範囲を越えてしまい、日々無理な返済に追われている状態のことで、こうなってしまうと自力で抜け 出すのは非常に困難になってきます。

この状態になると、とにかく目先のことだけを考えるようになり冷静な判断も出来なくなってきます。
目先の返済のために他社からキャッシングをしたり、どこの会社も貸してくれなくなると、090金融など悪徳金融(ヤミ金融)に手を出してしまうこと もあります。

悪徳金融と分かっていながら借りるのです。
なぜなら、どこも貸してくれないから。
しかし、どんな理由があろうと悪徳金融に手を出してはいけません。
それは目先のメリットでしかありませんし、それ以上のデメリットが後で待っています。

自己破産
多重債務状態から、もう一歩進んでしまうと「自己破産」が待っています。

自己破産とは、多額のキャッシングを背負ってしまい、もはや自力返済は不可能となってしまった場合に、最低限の生活用品などを除いた全ての財産を換価し て、全債権者に公平に弁済する手続きのことです。
この自己破産、その件数は年間20万件を突破し、未だに減る兆しがありません。

このように書くと、自己破産は「人生の敗北者の烙印」みたいなイメージを持たれてしまうかもしれませんが、決してそのようなことはなく、むしろ逆で、人生を再生するために用いられる前向きな方法なのです。

そして、一般の人に破産したことを知られる可能性は低いので、仮に破産をしても急激に人間関係が悪化するようなことはありません。
「官報」というものに名前が載るのですが、普通の人は官報を読むことはありませんので。

しかし、この前向きな再生手段を使わず、「自殺」という手段で解決しようとする人も残念ながら存在します。
その数、年間数千人とも言われています。

人は、命を失ったらそこで何もかもが終わり。
そんな手段を選択するくらいなら、迷わず自己破産を選択しましょう。
破産したからといって、死ぬより辛い仕打ちが待っているわけではないのですから。

キャッシングは計画的に
このように、キャッシングとの付き合い方に失敗すると、本来抱えなくていいはずのトラブルを抱えてしまうことになります。
こういった現状をしっかりと理解し、キャッシングは便利な反面、これだけ危険な牙を持っているということを改めて再認識しておくことが大事です。

実際に痛い目に遭った人も、まだ遭っていない人も。

キャッシングは、まさに諸刃の剣なのです。
肝に銘じておきましょう。